意外に簡単!ナイフの研ぎ方をマスターして切れ味復活

梅雨や新型コロナウイルスによる外出自粛によってキャンプへ出掛けたくても自宅待機を余儀無くされる昨今….。こういった時期だからこそキャンプで役立つスキルを自宅で身に付けておきましょう!

今回はナイフや斧の研ぎ方をご紹介。ご家庭の包丁などの刃物も一緒に研いでおくといいですよ〜。使えば使うほど切れ味が落ちる刃物ですが、メンテナンスせずそのまま使っている方も多いのではないでしょうか。しかしギアのメンテナンスは長持ちさせるだけでなく、愛着の増す楽しい作業です。是非チャレンジしてみてください。

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【準備】必要なもの

1. 砥石

砥石は番手(目の細かさ)や材質などによっていろんな種類があります。#500前後の荒砥石と#1000前後の中仕上げ砥石がセットになったものが汎用性があり幅広く使えるので初心者の方にはおすすめです。


砥石で刃物を研ぐ自信がない方やより簡単にメンテナンスしたい方はシャープナーを使ってもOKです。



クロス

砥石単体で研ぐ場合は砥石自体が滑りやすくなります。下に濡らした布を敷くことで滑り止めになり安全に作業することができます。

また、研ぎ終わったナイフを洗った後やアウトドアで使ったあとは必ず汚れや水分を柔らかいクロスで拭き取りましょう。錆防止になります。

クロスは基本的になんでもOKです。私のおすすめはコストコのマイクロファイバータオルです。質感がとても良くコスパも抜群で洗車からお掃除なんでも使えるので要チェックです!


作業前のチェックポイント

必要なものが用意できたら早速研ぎ始めたいところですがその前に抑えておきたいポイントを見ておきましょう。

砥石の番手と選び方

ヤスリなどと同様に砥石の荒さは番手といい数値で表します。番手の数値が小さい程荒く、大きい程目が細かくなっています。大別すると下記三点になります。

  • 荒砥石 : 欠けてしまった刃の修正で使用します。
  • 中砥石 : #500~#1000程で日常のメンテナンスで使用します。完成度を追求しなければこれだけでもOKです。
  • 仕上げ砥石 : 中砥石で研いだあとさらに切れ味を良く仕上げるための砥石です。

砥石を選ぶ場合は中砥石+仕上げ砥石のセットがおすすめです。この記事ではこちらの砥石を使って研ぎ方を紹介しています。


欠けた刃を修復したい場合には荒砥石を購入しましょう。


砥石の吸水

砥石を使う前に10分程浸けておきます。これは目安で砥石の材質によって変わってきます。水に浸けると泡が出るので泡が止まるまで浸けておきましょう。

水に浸けておく理由は、十分に吸水させずに研ぎ始めると砥石が水を吸ってしまい滑りが悪くなる上、とぎ汁が出ず上手に砥げないからです。

研ぎ方

それでは愛用のモーラナイフとホームセンターで買ったお気に入りの斧を例に研いでいきます。

研ぐ部分を確認しよう

下図の通り刃先の色が変わった部分を研いでいきます。

片刃包丁では片面、両刃包丁では両面研いでいきます。

刃物の角度と動かし方

平らな場所に砥石を置きます。刃先がしっかり砥石に当たるように刃物をセットします。この時角度はおよそ15度を保ちます。(割り箸一本分くらい)

角度を一定に保ったままゆっくりと前後に動かします。押すときに少し力を入れ、引くときには力を抜くイメージです。

研いだときに出てくるドロドロは何!?

研いでいると水がドロドロとした液体になります。これはとぎ汁でこの中に砥石の粒子が含まれているため必要なものです。洗い流さずそのままで大丈夫です。

どれくらい研げばいい?

研ぎ続けると研いでいる面の反対の面に次第に「まくれ」ができてきます。

刃を触ってみてこのまくれができたらまくれが出た面を砥石に当て、数回ゆっくりと引きます。まくれが無くなったら研ぎ上がりです。

両刃の場合は裏側も同様に同じ回数研いでいきます。

研ぎ上がったら刃を洗い柔らかいクロスで拭きましょう。

まとめ

刃を研ぐと長持ちしますし、無理な力をかけずに物を切れるので安全面でも重要なお手入れです。キャンプギアに限らずご家庭の包丁でも、つい研ぐのを忘れがちになってしまうので「切れにくいな」と思ったタイミングで研ぐようにしましょう。

今回の記事がお役に立てると嬉しいです。他にもキャンプで役立つ情報をシェアしています。よかったらご覧ください!

ではまた

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